2018年10月25日
庭の白樺と
庭の白樺の樹の上で・・・心地よい秋の日の午後。
白樺と一緒に、記念撮影です。
庭の真ん中に、大きな白樺の樹が二本たっています。
この二本の白樺も、もうすぐ伐採してもらうことになりました。
先週のブログでは、台風で折れかかった、庭のウワミズザクラを伐採したことを書きました。
そうして終わってみると、残った二本の大きな白樺の樹は、どう考えても次の嵐には耐えられそうにありません…。大雪が降ると、弱っている白樺は倒れたりもしました。
白樺は丈夫な樹ではなく、寿命も短いそうなので・・・偲びがたいけれど、もうすぐお別れです。葉っぱが黄葉してきて、今日は、陽の光でキラキラと揺れていました。
伐採した白樺は、マキとして使うために、すべて庭に残してもらうことにしました。
白樺の薪は火持ちしないけれど、樹皮に油分が含まれていて、焚き初めにとても良いものです。
今はもう引っ越された近所の方が、「白樺の薪は香りを楽しむのが良いんですよ〜」と教えてくれたのを思い出します。
そう言われると・・・急にその気になって香ってみるのでした(笑)あ〜いい匂い。
posted by 里の樹 at 17:00| 樹のはなし
2018年10月18日
庭の木の伐採
6日の日に、庭のウワミズザクラの大木を、伐採してもらいました。(写真の左側の株立ちになっている、幹が黒っぽい二本の樹です。)
台風24号が激しい風を吹き荒らしたのは、10月1日だったと思うのですが、八ヶ岳に住みはじめて一番の大嵐でした。
一夜が明けると、ウワミズザクラは片方の幹の根元が割れて、傾き始めていました。
残る一本は、隣家の方に向かって生えていて、次に台風が来た時には、倒れて大被害になると思われました。幹の根元は45cmほど、高さは10数メートルになっていて、もう伐採する他ありませんでした。
とても美しい、大好きな大好きな樹でした。
春になると、うす緑色の葉が芽吹き始め、みるみる変化する新緑を見せてくれました。
夏は、枝葉を大きく広げて、心地の良い木陰と、美しい樹陰で我が家を包んでくれました。
五月頃に咲くブラシのような白い花は、下から見上げても見えず、遠くから見ると、樹のてっぺんに咲いているのが分かりました。はるか頭上で、天に向かっている花は、鳥たちや空のために咲いているかのような不思議な花でした。
伐採している様子をずっと見守っていたら、なんだか涙がでてきました。もう13年以上、あたりまえのようにずっと側にいてくれた、素晴らしい友人でした。悲しくて、心にぽっかり穴が空いたような気持ちになりました。
それから10日以上が過ぎて、庭の大きな友人がいなくなった事に、ようやく慣れてきました。
一本だけ、切り株から出ている細い"ひこばえ"を残してもらうことができて、まだ生きているんだなあ・・・とちょっと嬉しく思えます。
樹の生命力はものすごくて、春になれば、また切り株の周りには、ぐんぐんと沢山の新芽が伸びることでしょう。
どうもありがとう、ウワミズザクラ。大好きです。
posted by 里の樹 at 17:00| 樹のはなし
2018年10月10日
キノコがひらくと・・・
キノコがひらいたら、かわいいステージになりました。
ニュースでは、"今年はキノコが豊作の予想のため、遭難事故が多い・・・"と流れていました。
時には遭難したり、毒にあたったりもするのに・・・人を夢中にさせてしまうキノコって、どこまで魅力的なんでしょうね?
日本では縄文時代の遺跡から、キノコ型の土製品が発掘されていて、その頃から食べられていたようですよ。
このところ空には青空が広り、さわやかな秋の風が吹いています。樹々の葉っぱが、日一日と色づいてゆく、秋の日々です。
posted by 里の樹 at 17:00| 季節